挑発したり、持ち上げたりしながら、ペンを握らせる
著者の松島さんは、プロの編集者です。
集英社に勤務していたとき、文芸雑誌『すばる』創刊に尽力し、新人時代の北方謙三、立松和平、小樽山博、中上健次、森瑤子諸氏を育てました。原稿にモーレツな朱を入れたそうですので、鬼編集者と恐れられたことでしょう。『イミダス』や『集英社国語辞典』の創刊にも携わったあと、現在は、大学講師をしながら多数の創作講座、文章教室、文芸サークルを指導しておられ、根っからの活字人間です。
その、プロの編集者が、文章を書くために必要なことを、心得、探求、継続、実践など、9つの角度で説いているのが本書です。
文章を書くとはどういうことかを熱く語り、生徒たちの作文の添削例を挙げ、“修学旅行”として作家の文章を探訪する旅を先導してくれ、あの手この手で「書く」ことの後押しをしてくれます。
もちろん実用的な側面も役に立ちますが、本書の特徴は、読者を挑発したり、持ち上げたりしながら、ともかく文章を書こうという気にさせてくれるところです。
たとえば、こんなふうに。
時間がない、は言い訳ですよ。かくことがないよ、は逃げですよ。
下手だから、は気取りですよ。書いてもしょうがない、は弱気ですよ。
現実が先だ、はごまかしですよ。
さあ、でんと腰を据えて、「自分」と向き合おう、決闘しよう。他
ではないここにいるその自分と。
著者があんまり本気なので、こちらも気を入れていないと、ちょっと引いてしまう場面があるかもしれません。
先生は、熱いですよ。覚悟してお読みください。
あくまでカルチャーセンターどまり
小説を書く漠然とした心構えのようなものは書いてますが、
具体的なテクニックについてはほとんど言及がなく、
あっても言いっぱなしで終わっています。
名著などの具体例も引用されてますが、それも出しっ放し。
編集者時代のエピソードにも乏しく、なにか怪しい感じも漂っています。
無駄のない本
小説を書きたい!という気持ちになるだけでなく 読み物として面白い。読んだ後洗脳されたように 文章を書き始めた。
参考書として、すばらしい。
著者は、編集者のプロである。この本の内容は、実に濃い。 これは、私流の本の評価であるが、自分が、作家、文筆家、として、大成したら、この本の評価は「星5つ」にする。まさに、この本の効果が見事にあったということで。 今現在は、自分が、まだ、作家、文筆家、たらざるゆえに、「星4つ」としました。 私のようなものでさえ、作家、文筆家、にならしめた本なら、 まさに、『本気で書きたい人の小説「超」入門 』の題名は的を得ている。 この本は、座右に置いて、時折、紐解く価値はある。 内容の質は高い。 すばらしい本であると思う。
書き始めるためのチャート、って面白い
書くって、感性やヒラメキや思いつきってもんも重要だと思う。それを視野に入れて「書き出すためのチャート」などが示されてるって、大胆な発想だね。
メディア・ポート
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